ヘリオスを支えてきた機器たち (平成23年11月9日)
リニューアル工事は11月1日(火)より始まり、9日目の今日は恒星投影機HELIOS(以下、ヘリオス)をピックアップして現在の状況をお知らせします。写真撮影したのは11月8日(火)です。写真からもお分かりいただけるようにサイエンスエッグの中央部で主役として活躍してきた『ヘリオス』は部品が外され、ウルトラ70があった映写室に本体部分が大事に保管してあります。いつもと違う場所で少し緊張しているようにも見えますね。
また、ヘリオスを支えてきたX字形の台座である『ディセンダー』や『スカイライン映写機』、なかなか見ることができない『スリップリング』が外されていました。これらが中に入っていた部分は今や大きな空洞のようになっています。部品などを見て、今まで当たり前のように見てきた星空は、たくさんの人の知恵と工夫と情熱が機械に伝えられて映し出されてきたのだということを改めて実感しました。座席も無くなり、カーペットを順番にはがす作業も始まっています。
今はまだ何がどう変わっていくのかその全体を写真などでお伝えできませんが、「何年経っても心に残る星空はどんな星空だろう?」このようなことを想いながら今もみんなの夢と力がエネルギーとなってサイエンスエッグの工事は進められています。
恒星投影機ヘリオス本体 ヘリオスがあった場所
を正面から撮影した様子
ヘリオスがあった場所を上から撮影した様子 ディセンダーと
スカイライン投影機
スリップリング